低温に慣れていなかった

十年過ぎて雪には慣れたつもりだったが、低温には慣れてなかった。

車の雪降ろしでフロントガラス下部のワイパー液注出口のまわりの 雪がかたまりまくっちゃってるから水をかけて融かした。取れた。よし。 部屋に荷物を取りに行って戻ったら、おーのー。ガラス凍ってる。

結局またフロントガラスに付いた分厚い氷と格闘することに。

そりゃ当たり前。すぐ凍るなんて実験番組でいくらでも見てた。 ただ、実際に懲りないと気が回らん。あと今そんなに気温が低いとか、 (体が慣れて)思わなくなってるし。

で、路面凍結を予想して早めに出発したのだが、家を出てすぐ渋滞。 と思ったら渋滞じゃない。跨線橋の上り坂で貨物トラックが立ち往生していた。 前の車どうすんだろ。と見てたら、前の車の後輪が回転しないまま 前に進んでた。どゆこと?

すぐ分かった。同じあたりに進んだら自車が前に進まなくなった。 前の車は滑べりすぎるから後輪を引きずって進んでたんだ。 とか納得してる場合じゃない。 自分はどうしよう。タイヤ空転。でも秒速5cmくらいで前には進んでる。 空転をなくそうと回転下げてみても状況変わらず。と色々試行錯誤している うちに後の軽トラックがスコーンと追い越して行った。それを見た さらに後の車がどんどん行っちゃう。上り坂頂点の手前で対向車見えないって のにみんなすげーな。でも、後輪駆動でおしりをブルンブルン振ってる 貨物トラックのあの状態じゃ追い越さないと先に行けない。

悩んでいるうちに轍から抜けられて少しグリップ回復。 ええい、いっちゃえー。と対向車線に出て追い越し。でも ソロリソロリとむっちゃ遅い。お願い対向車来ないで−。来ないで−。 来なかった。助かった。その先の道はガラガラ。間に合った。よかった。